今回は「ひまわり行政書士事務所」にお越し頂き、ありがとうございます。
今回の記事の内容は「要望書」をキーワードに、要望書を作る時にテンプレートをそのまま使ってはいけない理由についてまとめて行きたいと思います。
いじめの要望書を作成する時にネットで検索すると、「要望書のテンプレート」がよく見かけられます。
自分で作成する時に、予め作ってある書式があれば直ぐに完成するから使っている方が多いと思います。
しかし、このテンプレートをそのまま使っては行けない理由があるのを知っていましたか??
簡単に作成する事ができて便利な反面、「この理由」を知らずに使ってしまうと逆に問題が複雑になってしまうリスクがあります。
今回の記事で「要望書のテンプレート」について詳しくまとめていますので、最後まで見て頂ければ嬉しいです。
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いじめの要望書 テンプレートをそのまま使ってはいけない理由
冒頭で説明したように、「いじめ対策の要望書」を作る上でテンプレートをそのまま使ってはいけないと
説明してきました。
その最大の理由は「今回起きているいじめの内容」と「テンプレートの内容」が違う事が挙げられます。
テンプレートにまとめてある理由のなかで、必ず注意しなければならない事は「相手側の生徒への責任追及」についてです。
私も実際に子供が被害に遭って、学校に責任を追及する事や実態を明らかにして欲しい事などを学校と一緒に対応してきましたが、1番苦労したのが「いじめの詳細な情報」を明らかにすることです。
さらに、「目に見えないいじめ」がメインのいじめでは事実を解明するのに時間が掛かり、時間が掛かればいじめの調査をしても記憶が薄れてしまうので、事実がより一層、分からなくなってしまいます。
いじめの対応は「時間勝負」なので、1つ1つの対応を慎重にしていかないと「不登校」や「引きこもり」など社会との繋がりがドンドン薄れてしまいます。
もし、いじめの要望書を作ると考えているのであれば「テンプレート」をそのまま使う事だけは避けて下さい。
もし、要望書のテンプレートを使って対応するとどうなるのか
もし、そのまま「要望書のテンプレート」を使って学校との対応を進めていくとどうなるのか??
多くのテンプレートに共通する事は「相手側への責任追及」と「学校への責任追及」、この2つがメインになっている事が多いです。
例えば
- 相手側児童生徒への出席停止
- 学校の先生への懲戒処分
- 学校への責任追及
これらの内容が共通して見られます。
実際我が子がいじめを受けると「なぜ起きたのか」を冷静に判断する事はできなくなります。
学校で何が起きたのか、誰が関わっているのか、そもそも子供が学校に通えるのか、通う為にはどうすれば良いのかなど、「いじめのケース」によって対応を変えて行かなければなりません。
場合によっては本当に学校が把握できていない場合もありますので、1番先に対応すべきは責任ではなく
「子供が学校に行ける様にする事」になるハズです。
もし、テンプレートのまま学校に要望書を提出してしまえば、先ほどまとめた様に「状況」が不明なまま対応を進めなければならないので時間が掛かってしまいます。
今必要なサポートは何なのかを明確にしていかなければ対応のしようが無いし、「モンスターペアレント」と言われるリスクも出てしまいます。
コチラの記事で「要望書を使った対応の実例」をまとめています!
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早期解決に向けての要望書作成の秘訣について
この段落では、できるだけ早く学生生活期間内で解決できる様な「要望書」の書き方についてまとめて行きます。
この記事で何回かまとめている様に、いじめの対応に1番必要な事は子どもが学校に通える様にする事です。
相手側への責任追及や学校への責任追及なども「いじめ対応」は必要ですが、重要なのは「順番」です。
先に解決しなければならないのは「子供の学習する権利」が奪われている事への対応なので、まずは不登校などになっている場合の対応を先決にしなければなりません。
例えば、
- いじめが起きてからどれ位経っているのか
- 今現在の子供の様子はどうか
- 今現在、学校で把握している事実は何処までなのか
- 既に知っている情報を共有したい事
- 学校に行けなくなっている期間の代替方法について
以上の様に「相手側の」責任よりも、先に解決・サポートすべき事があるはずです。
1度学校と対応をする時には、上記のポイントを参考にして頂ければ幸いです。
※コチラの記事で「要望書の書き方」について詳しくまとめています!
今回は「ひまわり行政書士事務所」にお越し頂き、ありがとうございます。 今回の記事の内容は「学校が対応しない」をキーワードに、「学校に提出する要望書の書き方」について詳しくまとめた内容です。 要望書の書き方を知りたい 要[…]
まとめ
今回の記事の内容は「要望書」をキーワードに、要望書を作る時に「テンプレート」をそのまま
使ってはいけない理由についてまとめてきました。
今現在ネットで公開されている「要望書のテンプレート」をそのまま使ってしまうと、責任問題に注力してしまうので「我が子のサポート」がそのまま放置されてしまう危険性があります。
- いじめが起きてからどれ位経っているのか
- 今現在の子供の様子はどうか
- 今現在、学校で把握している事実は何処までなのか
- 既に知っている情報を共有したい事
- 学校に行けなくなっている期間の代替方法について
子供が学校に復帰できる様に何が必要なのか、先に対応していくべきだとまとめてきました。
実際にいじめが起きてしまうと冷静に対処する事ができなくなります。
なぜそんな事が起きてしまったのか学校はなぜ対応しないのかなど、疑問に思ったり怒りを感じてしまう事があるでしょう。
でも、今1番先に何をしなければならないのかだけは見失ってはいけません。
子供の1番の味方は親である私たちなので、話し合いで冷静になれなければドンドン時間が過ぎてしまいます。
少しでも短い時間で解決できる様に「要望書の書き方」を考えてみて下さい。
最後まで読んで頂き、本当にありがとうございました。