いじめアンケートの回答例・記入例【学年別】小学生・中学生・高校生の書き方

目次

いじめアンケートの回答例・記入例|学年別・立場別の文例集

学校から配布される「いじめアンケート」。

「何を書けばいいのか分からない」

「自由記述欄に文章を書くのが難しい」

「本人が書くべきなのか、親が書いてもいいのか分からない」

このように、実際の記入欄を前にすると、どのような文章にすればいいのか迷うことがあります。

そこでこの記事では、いじめアンケートの自由記述欄に記入する際の具体的な回答例・記入例を中心に紹介します。

1、小学生・中学生・高校生の記入例

2、本人が書く場合・親が書く場合の記入例

3、無視・仲間外れ・悪口・SNSなどケース別の例文

4、自由記述欄にそのまま応用できる文章例

を紹介します。

※以下はあくまで記載例です。

実際の状況と異なる内容をそのまま記載するのではなく、子どもの状況に合わせて必要な部分を調整してください。

▼「そもそも、いじめアンケートをどう書けばいいのか」を知りたい方へ

回答例を見る前に、5W1Hや事実と感情の分け方など、基本的な書き方を確認したい方はこちらをご覧ください。

▶ いじめアンケートの正しい書き方|学校に伝わりやすい記入方法と注意点

▼提出方法・提出後の流れまで確認したい方へ

▶ いじめアンケートの書き方・提出方法まとめ(全体像)

いじめアンケートの回答例を見るときのポイント

ここから具体的な文例を紹介します。

文例を見るときは、その文章をそのままコピーするのではなく、自分の状況に合う部分だけを使うようにしてください。

例えば、

「○月頃から」

「休み時間に」

「同じクラスの生徒から」

「無視されることが続いている」

など、実際に分かっている情報に置き換えます。

正確な日時や相手が分からない場合は、無理に書く必要はありません。

「○月頃」「最近」「相手は特定できていない」など、現時点で分かっている範囲で記載できます。

【小学生】いじめアンケートの回答例・記入例

小学生の場合、長い文章を無理に書く必要はありません。

本人が文章を書くことに慣れていない場合や、いじめの内容を詳しく書くこと自体が負担になる場合もあります。

そのため、本人が書ける範囲で短く書き、必要に応じて保護者が補足する方法もあります。

本人が書く場合|無視・仲間外れ

【記入例①】

「休み時間に○○くんたちから無視されることがあります。いやな気持ちになります。」

【記入例②】

「給食の時間に一緒に食べようと言っても、入れてもらえないことがあります。学校に行きたくないと思うことがあります。」

【ポイント】

本人が書く場合は、長文にする必要はありません。

「何をされたのか」+「どう感じているのか」

が分かるだけでも、状況を伝える材料になります。

本人が書く場合|悪口・からかい

【記入例】

「休み時間に○○くんから『○○』と言われることがあります。何回も言われるので、学校に行くのが嫌になることがあります。」

本人が書く場合|詳しいことを書くのが難しい場合

【記入例】

「学校でいやなことがあります。くわしく書くのはむずかしいです。」

このように、詳しい内容を書けない場合でも、無理に文章を完成させる必要はありません。

保護者や信頼できる大人から、別の方法で状況を伝えることもできます。

親が書く場合|状況がある程度分かっている場合

【記入例】

○月頃から、休み時間に特定の児童から無視されることが続いているようです。本人から学校に行きたくないと言うことが増え、登校前に腹痛を訴える日もあります。

親が書く場合|詳細が分からない場合

【記入例】

具体的な相手や日時は特定できていませんが、○月頃から学校へ行くことを嫌がるようになりました。登校前に腹痛を訴えることも増えており、学校生活の中で何らかの困りごとがある可能性を感じています。

【中学生】いじめアンケートの回答例・記入例

中学生の場合も、年齢だけを理由に無理に詳しい文章を書かせる必要はありません。

本人が書ける場合は本人の言葉を尊重し、難しい場合には保護者が補足する方法もあります。

本人が書く場合|無視・仲間外れ

【記入例】

○月頃から、休み時間や昼休みに○○さんたちから無視されることがあります。教室での出来事が多く、最近は学校に行くことが不安です。

本人が書く場合|悪口・からかい

【記入例】

○月頃から、教室で○○さんから「○○」などと言われることがあります。一度だけではなく何度か続いていて、教室にいることがつらく感じることがあります。

本人が書く場合|SNS上のトラブル

【記入例】

○月頃から、SNSのグループ内で自分だけ返信をしてもらえなかったり、悪口を書かれたりすることがあります。学校でもそのことが気になり、不安を感じています。

親が書く場合|本人から相談を受けている場合

【記入例】

本人から、○月頃よりクラス内で無視されることが続いていると相談を受けています。最近は朝に体調不良を訴えることもあり、学校生活への影響が出ているように感じています。

親が書く場合|学校での状況が詳しく分からない場合

【記入例】

学校内で具体的に何が起きているのか、保護者としてすべてを把握できているわけではありません。ただ、○月頃から本人が学校について話したがらなくなり、登校前に不安を訴えることが増えています。本人が学校生活で困っている可能性があるため、状況を確認していただければと思います。

【高校生】いじめアンケートの回答例・記入例

高校生の場合、本人が自分の状況を文章にできるケースもありますが、深刻な状況では文章を書くこと自体が負担になることもあります。

本人の意思や状況を尊重しながら、必要に応じて保護者が補足してください。

本人が書く場合|学校内での無視

【記入例】

○月頃から、特定の生徒から無視されることがあります。教室や休み時間に話しかけても反応してもらえないことが続いており、学校生活に不安を感じています。

本人が書く場合|悪口・からかい

【記入例】

○月頃から、教室内で自分についての悪口を言われることがあります。複数回続いており、周囲の人と関わることに不安を感じるようになりました。

本人が書く場合|SNSを利用したケース

【記入例】

○月頃から、SNS上で自分についての悪口を書かれたり、グループから外されたりすることがあります。学校でもそのことを気にしてしまい、落ち着かない状態が続いています。

親が書く場合|本人から相談を受けている場合

【記入例】

本人より、○月頃からクラス内およびSNS上の人間関係について相談を受けています。学校生活に対する不安が強く、以前より落ち込んでいる様子が見られるため、現在の状況を確認していただきたいと考えています。

親が書く場合|家庭で変化が見られる場合

【記入例】

○月頃から本人の様子が以前と変わり、朝になると体調を崩すことが増えています。学校で何が起きているのか保護者としてすべてを把握できているわけではありませんが、本人が学校生活について不安を感じているように見えるため、状況を確認していただければと思います。

【ケース別】いじめアンケートの回答例・記入例

ここからは、学年ではなく実際に起きている状況別に回答例を紹介します。

① 無視されている場合

○月頃から、休み時間や昼休みに特定の生徒から無視されることが続いています。本人はそのことを気にしており、最近は学校に行くことを嫌がることがあります。

② 仲間外れにされている場合

○月頃から、休み時間やグループ活動の際に、本人だけ誘われないことが増えています。本人からも「自分だけ仲間に入れてもらえない」と相談を受けています。

③ 悪口・陰口を言われている場合

○月頃から、教室内で本人についての悪口を言われることが続いています。本人はそのことを気にしており、周囲の生徒と関わることを避けるようになっています。

④ 暴言・からかいが続いている場合

○月頃から、特定の生徒から繰り返しからかわれたり、嫌な言葉を言われたりしています。一度だけではなく何度か続いており、本人も苦痛を感じています。

⑤ SNS・メッセージアプリ上で起きている場合

○月頃から、SNS上で本人についての悪口を書かれたり、グループ内で本人だけ外されたりすることがあります。本人はその内容を気にしており、学校生活にも影響が出ているように感じています。

⑥ 登校を嫌がるようになった場合

○月頃から、学校へ行くことを嫌がるようになりました。朝になると「学校に行きたくない」と話すことが増えています。学校内で何らかの困りごとがある可能性を感じています。

⑦ 腹痛・頭痛など体調の変化がある場合

○月頃から、登校前に腹痛を訴えることが増えています。学校がある日の朝に特に症状を訴えることが多く、本人も学校生活について不安を感じているようです。

⑧ いつから起きているのか分からない場合

具体的にいつから、誰との間で起きているのかは把握できていません。ただ、最近になって学校へ行くことを嫌がるようになり、以前より口数も少なくなっています。学校生活の中で困っていることがないか確認していただければと思います。

⑨ 相手を特定できない場合

本人から嫌なことをされたという話は聞いていますが、現時点では相手を特定できていません。詳しい状況について本人から聞き取ることも難しい状態です。学校生活の中で何が起きているのか、可能な範囲で確認していただければと思います。

⑩ 本人が詳しく話してくれない場合

本人から学校で何か困っていることがあるとは聞いていますが、詳しい内容については話したがらない状態です。最近は登校を嫌がることや、学校について不安を訴えることが増えています。本人への負担に配慮しながら、状況を確認していただければと思います。

本人が書けない場合の回答例

いじめの内容によっては、本人がアンケートに詳しく書くことが難しい場合があります。

その場合、無理に本人だけで文章を完成させる必要はありません。

保護者が把握している範囲で補足することもできます。

【記入例】

本人は学校で起きていることについて詳しく話すことを避けていますが、○月頃から登校を嫌がることが増えています。また、学校がある日の朝に腹痛を訴えることもあります。具体的な出来事については把握できていないため、本人への負担に配慮しながら状況を確認していただければと思います。

重要なのは、本人が話していないことまで推測して書かないことです。

分かっている事実と、保護者が感じている変化を分けて記載しましょう。

自由記述欄に困ったときに使える基本パターン

自由記述欄に何を書けばいいのか分からない場合は、次のような文章を土台にして、自分の状況に合わせて調整できます。

【基本パターン】

○月頃から、(学校やSNSなど)で(具体的な出来事)が続いています。 そのため、本人は(不安・登校を嫌がる・体調変化など)の状態になっています。 現在も(具体的な状況)が続いているため、学校での状況を確認していただければと思います。

【相手や日時が分からない場合】

具体的な相手や日時は特定できていませんが、○月頃から(登校を嫌がる・体調不良を訴えるなど)の変化が見られています。学校生活の中で困っていることがないか、状況を確認していただければと思います。

このように、分かっている情報だけを入れて文章を作ることができます。

チェック式・○×式アンケートの記入例

チェック式・○×式のアンケートでは、自由記述欄が少ないこともあります。

自由に補足できる欄がある場合には、具体的な状況を一言加える方法があります。

【記入例①】

上記の内容は○月頃から続いています。

【記入例②】

休み時間に無視されることが増えており、本人が学校へ行くことを嫌がるようになっています。

【記入例③】

SNS上でも同様の出来事があり、本人が不安を感じています。

記入欄が狭い場合は、すべてを書く必要はありません。

「いつ頃から」「何が起きているか」「本人への影響」など、特に重要な情報を優先して記載しましょう。

回答例をそのままコピペしてもいい?

この記事の文例は、あくまで自分の状況に合わせて文章を作るためのたたき台です。

そのため、文章をそのままコピーするのではなく、

「○月頃」→実際の時期

「無視される」→実際に起きていること

「登校を嫌がる」→実際の子どもの変化

というように、自分の状況に置き換えてください。

特に、実際には起きていない出来事を文例に合わせて追加することは避けましょう。

分からないことは「分からない」、確認できていないことは「確認できていない」と書いて問題ありません。

▼「どのように書けば学校に伝わりやすいのか」を詳しく知りたい方へ

今回の記事は具体的な回答例・記入例を中心に解説する記事です。

5W1H、事実と感情の分け方、避けたい表現など、基本的な書き方を詳しく確認したい方はこちらをご覧ください。

▶ いじめアンケートの正しい書き方|学校に伝わりやすい記入方法と注意点

アンケートを提出した後にやっておくこと

回答を書いたら、提出して終わりではありません。

後から学校とのやり取りを確認できるように、

1、提出日を控える

2、記入した内容を写真などで保存する

3、学校からの連絡や説明を記録する

といった準備をしておくと安心です。

▼提出方法・控えの残し方まで確認したい方へ

アンケートは「書く」だけでなく、どう提出して、どう控えを残すかも大切です。

▶ いじめアンケートの書き方・提出方法まとめ(全体像)

アンケートを書いた後、学校がどのように対応するのか、学校が動かない場合にどうするのかについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

アンケート提出後に学校が動かない時の対処法

アンケートだけで対応が進まない場合

アンケートを提出しても、状況の確認や学校との話し合いが十分に進まない場合があります。

その場合は、アンケートに記載した内容や提出日、学校とのやり取りなどを整理したうえで、別の方法で状況を伝えることも検討できます。

学校に具体的な対応を求める場合には、要望書を作成して書面で伝える方法があります。

アンケートの次の選択肢として検討されることがある「要望書」については、こちらで詳しく解説しています。

いじめ問題で学校に提出する要望書の基本と書き方

まとめ

今回は、いじめアンケートの回答例・記入例について、学年別・立場別・ケース別に紹介しました。

いじめアンケートを書くときは、

1、学年や本人の状況に合わせて無理のない文章にする

2、実際に起きたことに合わせて文例を調整する

3、本人が書けない場合は保護者が補足する方法もある

4、分からないことを無理に推測して書かない

ことが大切です。

この記事の文例はあくまで「回答のたたき台」です。

実際に起きている出来事や子どもの状況に合わせて内容を調整してください。

また、アンケートを提出した後も、提出日や記載内容、学校とのやり取りを記録しておくことで、その後の相談や対応を考える際の材料になります。

▼「正しい書き方」を詳しく確認したい方へ

具体的な回答例ではなく、5W1H・事実と感情の分け方・避けたい表現など、いじめアンケートの基本的な書き方を確認したい方はこちらをご覧ください。

▶ いじめアンケートの正しい書き方|学校に伝わりやすい記入方法と注意点

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