子供のいじめ モンスターペアレントにならない親の介入の仕方とは 

今回は「ひまわり行政書士事務所」にお越し頂き、本当にありがとうございます。

今回の記事の内容は「親の介入」をキーワードに、モンスターペアレントにならない為の介入の仕方についてまとめて行きたいと思います。

唐突ですが、まず始めにあなたに質問があります。

我が子がいじめにあった場合、何を始めにするべきか知っていますか?

  • どうやって対応すれば良いのか
  • 学校に相談する方が良いのか
  • 他の機関に相談するべきなのか
  • そもそも、親が介入して良いのかどうか

これらの質問に明確に答えられる方は、あまりいないのではないでしょうか。

今回の記事は子供がいじめに遭ってどう対応するか分からない方の為に、「学校との接し方」(モンスターペアレントにならない方法)を中心にまとめて行きます。

 

この記事を書いている私も、子供がいじめの被害に遭いました。

当初は何処に相談するべきなのか全く分からず、手当たり次第ネットで調べて対応を進めてきました。

弁護士にも相談しましたし、依頼を断られた時もありました。

いじめ問題の相談を受ける側になっても何処に相談してもはぐらかされると言った声も聞きますので、未だにいじめで苦しんでいるご家族の方が多くいる事がわかります。

今回は、あなたの為に実際の経験に基づく「親の介入」の仕方についてまとめて行きたいと思いますので、最後まで読んで頂ければ嬉しいです。

※当事務所では「個別相談」を行っていますので、お気軽にご相談下さい!

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子供のいじめに親は介入するべきか??

子供のいじめは年を重ねるごとに「年齢が低く、認知件数も多くなっている」と文科省の調査で明らかになっています。

そんな中、子供のいじめ問題に親が介入するべきかどうか迷ってしまうという相談 が増えてきています。

子供のいじめに親が介入するべきか否かについて、実際に子供が被害に遭った経験を持つ立場から言えば「いじめには親の介入が不可欠」と言えます。

いじめは年々内容が酷くなっていますし、学校自体が対応できてない事もあります。

さらにはこの記事で取り上げている「モンスターペアレント」の問題も絡んでいる事もあり、子供だけではいじめを解決する事はまず不可能と言えるでしょう。

下の関連記事でもまとめていますが、できるだけ子供からいじめの相談を受けた場合には「聞く事」に集中して問題を明確にしてあげて下さい。

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親の介入でモンスターペアレントとして扱われないようにする為には

さて、ここからが本題で親がいじめに介入する時に「モンスターペアレント」として扱われないようにする為の方法についてまとめて行きます。

先ほどの段落でまとめた様に子供のいじめは「いじめの内容・問題点」などを明確にすると共に、子供の安全を確保して話を良く聞いておかなければ真実は見えてきません。

つまり、重要なのは「冷静」に考えられるのか、になります。

そして、学校と話し合う時にも同じ様に「冷静さ」が必要になります。

実際に起きた数々のいじめを分析してみたところ、学校との対応が進まないケースの多くで「いじめ問題の真実」よりも「責任追及」に終始している事が分かりました。

学校の対応が遅れたり対応できなかった場合には、「学校の責任」として問題がすり替えられてしまうケースも判明しています。

簡単に言うと、「学校との関係(信頼関係)」を崩してしまう人がモンスターペアレントと判断されると言う事です。

学校の初期対応も問題ですが、同じくらい問題を難しくしているのは「学校と保護者の関係」が悪化してしまう事が原因になっていますので、

  • 何が問題なのか
  • 子供の為に今できる事は何か

このポイントがハッキリできるかで、「デキる親」なのか「モンスターペアレント」なのか分れると言えるでしょう。

実際にモンスターペアレント扱いされている親の介入について

この段落では実際にあった親の対応、つまり間違った親の介入方法(モンスターペアレントとされた事例)についてまとめて行きます。

多くの対応で「いじめ」とはかけ離れてしまった対応が見られますので、これから学校と話し合いを進める方に参考になれば幸いです。

事実とは異なる内容を元に、相手側の非を責める事

このケースは先ほどまとめた様に、「子供の話」を良く理解して聞けなかったが為に問題が大きくなり、複雑になって解決ができなかった(解決まで時間が掛かった)ケースになりますが、中には学校との話し合いだけで解決できた事例もあります。

問題を大きくして解決が遅れてしまうとその分、学校に通えない場合もありますので、早期に解決するのであれば問題を明確にしてから慎重に対応を進めるべきです。

もし、事実とは異なる内容を元に解決を進めた場合には、子供が学校に復学した場合に相手から報復を受けるリスクが非常に高くなります。

正当な理由で相手側が指導を受けたのであれば指導の理由も正当なので文句はありませんが、いじめを積極的にする子が「正当な理由」なく指導を受けてしまえば当然報復をする危険性は高くなります(逆恨み)。

学校は長期で通う所なので、親が問題に介入する場合には「慎重」に対応を進める必要があるでしょう。

急に学校に乗り込んでいく事

今度は「いじめを受けた怒り」を抑える事ができずに、いじめがより複雑になってしまうケースです。

学校の対応・介入のタイミングなどが引き金になる事が多いですが、「怒り」に任せて乗り込む事は絶対に止めてください。

いじめ問題は長期に渡って(大体、年単位で)解決しなければならない問題で、親の介入で直ぐに変わる問題ではありません。

怒りに任せればその分、学校の対応も硬直してしまうので、逆効果ですから絶対に止めてください。

 

また、同じ様に「加害生徒(児童)の家」に乗り込む事例も同様です。

確かにいじめをした側が悪いのですが、いじめられたと言う確かな証拠もなく乗り込んでも精神的に消耗するのは、乗り込んだ側のあなたです。

本当に許せなくて何とかしたい仕返ししたいと思うのであれば、「確かな証拠」を揃えてから冷静に対処するべきです。

実際にいじめ問題を対応した経験から言えば、そうした方が断然、解決までの時間は短縮されます。

学校と話し合う前に、弁護士を介入させる

やはり、学校のいじめでも「弁護士」に相談する方が効率よく解決すると思っている方が多いです。

確かにそうなのですが、いじめが起きてから直ぐに弁護士に相談したとしても対応をしてくれる所は少ないと思います。

なぜなら、いじめられた事実が明確でないからです。

ましてや、学校と話し合いをするより先に弁護士が学校に登場してしまえば、学校は硬直化してしまう事は目に見えています。

学校の対応が酷すぎて話し合いすらしたくないという方が結構いますが、我が子がいずれ復学する学校ですのでキチンと学校とのコミュニケーションは計るようにして下さい。

 

以上、実際にモンスターペアレントとして扱われている親の介入方法について具体例を挙げてきました。

もしこういった介入をしてしまうと、学校も加害者側と同じ様に私たちに対して対応しなければならなくなります。

本当の問題に着手する事ができなくなってしまいますので、学校との対応は慎重に進めて行きましょう。

もし、親が正当に介入してもいじめが改善されない時には...

この段落では、モンスターペアレントとされない様に介入してきたけど学校が対応してくれない場合についてまとめて行きます。

考えたくないですが、実際にいじめ問題の隠蔽は行われていて、正当に改善されれば「いじめで自殺」をする子もいなかったと私は考えています。

私の子供の場合も1歩違えば「自殺」を選んでいたのかも知れません。

なので、いじめ問題には積極的に親が介入し、子供を守って欲しいと思います。

キチンと学校との対応を守っても改善されない場合には、このタイミングで私を始めとする行政書士や弁護士に相談する事をオススメします。

また、いじめの内容が

  • 暴力
  • 金銭
  • 退学・留年

これらに深く関係してる場合には、直ぐにでも弁護士に相談するべきです。

暴力や金銭などは犯罪に繋がるのでイメージしやすいですが、高校の場合にはいじめで不登校になると「出席日数」が足らずに「退学・留年」になるケースがあります。

法的地位の争いに発展する可能性が非常に高いので、退学・留年が確定してしまった場合は直ぐに弁護士に相談して下さい。

コチラの記事で「行政書士」と「弁護士」との違いについてまとめています!

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そして、学校の対応がされない場合や学校側が信頼関係を崩す様な対応をするのであれば、転校を検討するのも必要になります。

仮にいじめ問題を対応したとしても、その後に再発する可能性もあります。

再発した時に対応できのかについても考える必要がありますので、信頼関係が破綻しているのであれば転校する事も1つの方法になると私は考えています。

転校についても「学区外転校」の方法もありますので、1度学校に相談してみて下さい。

コチラの記事で「転校」について詳しくまとめています。

今回の内容は「いじめ 解決策」をキーワードに「転校」についてまとめた内容となっています。また「転校」する時に気を付けなけ…

まとめ モンスターペアレントにならない親の介入について

今回の記事の内容は「親の介入」をキーワードに、モンスターペアレントにならない為の介入の仕方についてまとめてきました。

  • 学校がいじめを認めない
  • 対応しない
  • 気持ちを分かってくれない

など不満は多いですが、大事なのはいかに信頼関係を保ちながらいじめ問題に介入していくべきかという事です。

たしかに簡単な事では無いでしょう。

怒りもあり不安もあり、暗闇の中をただ前に進む感じと同じで手応えがありません。

実際に耐えきれなくて転校をするご家族が多いですし、学校は事実を認めようともしません。

しかし、いじめを解決して今までの生活に戻る事を考えている場合には、「その学校」に戻って生活する事になります。

もし、信頼関係が崩壊しているなら復学できても再発してしまえばまた元に戻ってしまいます。

そうならない為にも「いじめ」に対して親がどうやって介入して行くのかを慎重に考えて、モンスターペアレントにならない様に気を付けなければならないでしょう。

 

最後に当事務所では我が子のいじめの経験や年間3~400件のいじめ相談・対応をベースに個別にお話を伺い、アドバイスを行っています。

私たち家族が経験した内容を少しでもお役に立てれば幸いです。

遠慮無く相談にお越し下さい。

最後まで読んで頂き、本当にありがとうございました。

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学校生活の中で起こる「いじめ」は学校も対応できず、対応が遅れ取り返しの付かない事態に発展する事がほとんどです。「書面」という形に残す事で積極的に学校に対応を求め、事実を明るみにする事が可能です。 また、書面で学校に要望する事で「対応を求めた経緯」が事実として残るので、学校の「いじめとは認識していない」という言い訳も防ぐ事ができます。

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