いじめのLINEやSNSは証拠になる?スクショ保存の正しい方法を解説

最近、学校のいじめが教室の中だけではなく、LINEグループやSNSのメッセージ上で行われるケースも増えています。

いじめの証拠として、LINEやSNSのメッセージは使えるのでしょうか。

LINEやSNSでのいじめは、文字としてやり取りが残るため、後から状況を説明する際の記録として役立つことがあります。

悪口を書き込まれたり、グループから外されたり、心ない言葉を送られたりするなど、画面上のやり取りが大きな精神的負担になることも少なくありません。

こうしたLINEやSNSのメッセージは、状況によってはいじめの状況を示す記録として役立つ可能性があります。

この記事では

  • LINEやSNSのメッセージは証拠になるのか
  • スクリーンショットなどの保存方法
  • 記録として残すときの注意点

について、できるだけ分かりやすく解説します。

※本記事は一般的な情報提供を目的としており、特定の事案に対する法的判断ではありません。具体的な対応については専門家にご相談ください。

いじめのLINEやSNSは証拠になるのか

LINEやSNSのメッセージは、いじめの状況を示す重要な記録になる可能性があります

たとえば次のようなケースです。

  • 悪口や暴言が送られてきている
  • グループLINEで特定の子を排除している
  • 嫌がらせのメッセージが繰り返されている
  • SNSで誹謗中傷が書き込まれている

このようなやり取りは、口頭の出来事と違い文字として記録が残るため、後から状況を説明する際の資料になることがあります。

ただし、メッセージだけで全ての状況が判断できるとは限らないため、他の記録と合わせて整理することが大切です。

LINE・SNSのメッセージが記録として役立つ理由

文章として残る

LINEやSNSのメッセージは文章として残るため、実際にどのような言葉が送られてきたのかを確認することができます。

口頭のトラブルの場合、「言った・言わない」の話になりやすいですが、メッセージの場合は内容をそのまま確認することができます。

日時が記録される

多くのSNSやメッセージアプリでは、送信された日時が自動的に表示されます。

そのため、いつ頃から問題が起きていたのかを整理する際にも参考になります。

やり取りの流れが分かる

メッセージは会話の形で残るため、前後の流れを確認することができます。

単発の言葉だけではなく、やり取り全体を見ることで状況が理解しやすくなる場合があります。

いじめのLINE・SNSの保存方法

LINEやSNSのやり取りは、後から見返せるよう画面の記録を残しておくことが大切です。

代表的な方法は次の通りです。

スクリーンショットで保存する

もっとも簡単な方法は、スマートフォンのスクリーンショット機能を使うことです。

メッセージ画面をそのまま画像として保存することで、やり取りの内容を残すことができます。

可能であれば、次のような情報が画面に写る状態で保存しておくとよいでしょう。

  • 相手の名前・アカウント
  • メッセージ内容
  • 送信日時

画面録画を使う

スマートフォンには画面録画機能がある機種もあります。

会話の流れをスクロールしながら録画しておくことで、やり取り全体を記録することができます。

バックアップ保存

スクリーンショットを撮っただけでは、スマートフォンの故障などでデータが失われる可能性もあります。

そのため

  • クラウド保存
  • パソコンへのコピー
  • 外部ストレージへの保存

など、複数の場所に保存しておくと安心です。

どのようなLINE・SNSの内容がいじめの記録になりやすいのか

LINEやSNSのやり取りのすべてが問題になるわけではありませんが、次のような内容はいじめの状況を説明する資料として役立つ可能性があります。

  • 悪口や人格を否定するメッセージ
  • 仲間外れを示すグループ内のやり取り
  • 無視や排除を示すメッセージ
  • 継続的な嫌がらせ
  • SNS上での悪口や誹謗中傷

例えば、グループLINEの中で特定の子どもに対して悪口が続いている場合や、「グループから出ていけ」「学校に来るな」といった言葉が送られている場合などは、状況を説明する際の資料になる可能性があります。

また、直接的な暴言だけでなく、次のようなやり取りも記録として残しておくことが大切です。

  • 無視されている様子が分かる会話
  • 特定の子だけ除外されている会話
  • 陰口が書き込まれている投稿

一見すると小さな出来事のように見える内容でも、やり取りが積み重なることで継続的な嫌がらせの状況が分かることもあります。

そのため、「これは大したことではないかもしれない」と思う内容でも、気になるメッセージはできるだけ記録として残しておくことが大切です。

スクリーンショット保存で注意するポイント

メッセージの記録を残す場合、いくつか注意したいポイントがあります。

相手の名前が分かる状態で保存する

スクリーンショットを撮る際は、誰とのやり取りなのかが分かる状態で保存しておくことが大切です。

相手の表示名やグループ名が画面に写る形で記録しておくと、後から状況を整理しやすくなります。

日時が分かるようにする

可能であれば、メッセージの日時が確認できる画面も残しておきましょう。

いつ頃から問題が起きていたのかを整理する際の参考になります。

会話の流れを残す

特定のメッセージだけを切り取るのではなく、前後の会話も含めて保存しておくことが大切です。

やり取り全体を見ることで、状況がより分かりやすくなる場合があります。

グループLINEで起きるいじめの特徴

最近のいじめでは、個人のメッセージだけでなくグループLINEの中で問題が起きるケースも増えています。

グループLINEでは複数人が参加しているため、次のような形でいじめが行われることがあります。

  • 特定の子どもに対して悪口を書き込む
  • グループ内でからかいが続く
  • 特定の子どもだけ無視される
  • グループから強制的に退出させる

このようなやり取りは、教室の中で起きているいじめと同じように、子どもに大きな精神的負担を与えることがあります。

特にグループLINEの場合、複数の子どもが参加しているため、やり取りの流れを確認することで状況が分かりやすくなる場合もあります。

そのため、グループLINEで問題が起きている場合は、会話の一部分だけではなく前後の流れが分かる形で記録を残すことが大切です。

また、グループ名や参加者が分かる画面も合わせて記録しておくと、状況を整理する際に役立つことがあります。

メッセージが消された場合はどうする?

LINEやSNSでは、メッセージを削除できる機能がある場合もあります。

そのため、問題のあるメッセージを見つけた場合はできるだけ早く記録を残しておくことが大切です。

時間が経つと、メッセージが削除されたり、アカウントが変更されたりすることもあるためです。

スクリーンショットだけで大丈夫?記録の信頼性を高める工夫

LINEやSNSのメッセージはスクリーンショットで保存することが多いですが、「スクリーンショットだけで大丈夫なのだろうか」と不安に感じる方もいるかもしれません。

確かに、画像は編集することもできるため、状況によっては内容の信頼性を確認する必要が出てくる場合もあります。

そのため、スクリーンショットを保存する際は、できるだけやり取りの状況が分かる形で記録しておくことが大切です。

例えば次のような方法があります。

  • 会話の前後の流れも含めて保存する
  • 複数のスクリーンショットを残す
  • 画面録画も併用する

特定の一言だけを切り取った画像よりも、会話の流れが分かる形で保存しておく方が、状況を説明しやすくなる場合があります。

また、スマートフォンの画面録画機能を使い、会話画面をスクロールしながら録画しておく方法もあります。

画面録画は編集が難しいため、やり取りの流れをそのまま残す記録として役立つことがあります。

このように、スクリーンショットだけでなく複数の方法で記録を残しておくことで、後から状況を整理しやすくなる場合があります。

SNSで起きるいじめの特徴

LINEだけでなく、InstagramやX(旧Twitter)などのSNS上でいじめが行われるケースもあります。

SNSの場合、グループLINEとは違い、不特定多数の人が見る可能性があるため、状況によっては子どもへの精神的な負担がさらに大きくなることもあります。

例えば、次のようなケースです。

  • SNSに悪口を書き込まれる
  • 陰口や噂話が投稿される
  • 特定の子どもをからかう投稿が繰り返される
  • 写真や動画と一緒に悪口が書かれる

SNSの投稿は多くの人に見られる可能性があるため、本人だけでなく周囲の人にも状況が広がってしまうことがあります。

そのため、SNSで問題のある投稿を見つけた場合も、できるだけ早く画面を記録しておくことが大切です。

SNSの場合は、次のような画面も一緒に保存しておくと状況を整理しやすくなります。

  • 投稿内容
  • 投稿日時
  • 投稿者のアカウント名
  • コメント欄のやり取り

これらの情報をまとめて残しておくことで、どのような投稿があったのかを後から確認しやすくなります。

LINEやSNSの記録だけでは足りないケース

LINEやSNSのメッセージは重要な記録になる可能性がありますが、それだけで全ての状況が分かるとは限りません。

例えば、教室や校庭での会話、暴言やからかいなどは文字として残らないこともあります。

そのような場合は、音声として状況を記録する方法が参考になることもあります。

いじめの録音が証拠として使えるのかについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
⇒【いじめを録音するのは違法?証拠として使えるケースと注意点

たとえば

  • 学校での出来事
  • 対面でのトラブル
  • 授業中や休み時間の出来事

などは、メッセージには残らないこともあります。

そのため、メッセージの記録と合わせて、出来事を日付ごとにメモしておくなど、状況を整理して残しておくことも大切です。

いじめの記録を残すときに意識したいポイント

LINEやSNSのメッセージを記録として残す場合は、できるだけ客観的に状況が分かる形で整理しておくことが大切です。

例えば、次のような方法があります。

出来事を時系列でメモする

いつ、どこで、どのような出来事があったのかを日付ごとにメモしておくと、状況の流れを整理しやすくなります。

例えば

  • 〇月〇日 グループLINEで悪口を書き込まれる
  • 〇月〇日 学校で無視される
  • 〇月〇日 SNSに悪口が投稿される

といった形で簡単にまとめておくだけでも、後から状況を説明する際に役立つことがあります。

複数の記録を合わせて残す

LINEやSNSのメッセージだけでなく、次のような記録も合わせて残しておくと状況を整理しやすくなります。

  • 日記やメモ
  • 写真
  • 学校とのやり取りの記録

複数の記録を組み合わせることで、出来事の流れをより分かりやすく整理できる場合があります。

また、教室での暴言や会話が問題になっている場合には、音声として状況を記録する方法が参考になることもあります。
⇒【いじめの録音は証拠になる?録音する際の注意点

いじめの証拠は整理して残すことが大切

LINEやSNSのメッセージは、いじめの状況を示す大切な記録になることがあります。

ただし、メッセージだけでは状況が分かりにくい場合もあるため、出来事の経緯や日時を整理して残しておくことが重要です。

●いじめの証拠の残し方については、次の記事でも詳しく解説しています。
⇒【いじめの証拠になるものとは?記録の残し方をわかりやすく解説

●LINEやSNSの記録以外にも、録音や写真などさまざまな形で状況を残す方法があります。
⇒【いじめを録音する場合の注意点はこちら

まとめ

LINEやSNSのメッセージは、いじめの状況を示す記録として役立つ可能性があります。

重要なのは、問題のあるやり取りを見つけた場合にできるだけ早く記録を残しておくことです。

スクリーンショットや画面録画などを活用し、会話の流れや日時が分かる形で保存しておくと、後から状況を整理する際にも役立ちます。

また、メッセージの記録だけでなく、出来事の経緯をメモとして残しておくことも、状況を整理するうえで大切です。

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学校生活の中で起こる「いじめ」は学校も対応できず、対応が遅れ取り返しの付かない事態に発展する事がほとんどです。「書面」という形に残す事で積極的に学校に対応を求め、事実を明るみにする事が可能です。 また、書面で学校に要望する事で「対応を求めた経緯」が事実として残るので、学校の「いじめとは認識していない」という言い訳も防ぐ事ができます。

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