○○してきたら危険!いじめが起きても学校が対応しない訳とは!?

今回は「ひまわり行政書士事務所」にお越し頂き本当にありがとうございます。

今回の記事の内容は「学校の対応」をキーワードに、学校が「いじめの対応」をしない時の対応についてまとめて行きたいと思います。

本来であれば「いじめ防止対策推進法」が制定されているので、被害を受けた時の対応はスムーズに「被害者を保護する方向」で動くハズなのですが、メディアで報道されている様に始めに出てくる言葉は「いじめはありませんでした」という一言が非常に多いですよね??

この記事を読んでいると言う事は、「我が子」のいじめで学校に相談しているのにも関わらず、対応してくれなかったりまともに話し合いもしてくれなかったりと散々な対応を受けてきた事でしょう。

このサイトとは別に「私が運営しているいじめ相談サイト」に相談にきた案件の統計を調べると、全体の約8割の学校で初期の段階で「事実」を認めなかった事が判明しています。

そこで今回の記事では「学校がいじめの対応をしない理由」を徹底的に調査し、

  1. 対応をしない学校に共通する「○○」とは何か??
  2. 学校が「○○」してきたら危険である理由
  3. 学校にいじめの対応をしてもらう為の「具体的な方法」

以上、3つのポイントに分けて詳しくまとめてみました。

特に今まで学校側が話し合いもまともにしてくれなかったケースや、いじめの初期対応に悩んでいる場合であれば実際に相談に来て頂いた方々が実践した内容になるので参考になるハズです。

最後まで読んで頂ければ幸いです。

※当事務所では「個別相談」を行っていますので、お気軽にご相談下さい!

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学校がいじめの対応をしない時に共通する「〇〇」とは何か!?

この段落では「学校がいじめの対応をしない時」によく見られる対応についてまとめています。

この対応について、私がこことは別に運営しているサイト(いじめ相談サイト)に来た相談を分析し、「学校が対応しない時」に共通する「ある行動」の正体について言及していますので、最後まで読んで頂ければ幸いです。

子どものいじめは突然に起きるもので、しかも「特定の間柄」で起きる学校問題でもあります。

また、一番問題が起きやすいのは「同じクラスの場合」で先生の目が届かない所でいじめは起こります。

子どもは大人の前では「子ども」ですが、「いじめ」をする時には子どもでは無く「大人」になります。

いじめをする時には気づかれない様に相手を追い込むし、ウソもつきます。

しかし、教員や保護者(特に相手側)は「子どもの言う事」を鵜呑みにして「いじめはしていない」という言葉を信じ、「本当の事」を見ようともしません。

つまり何を言いたいのかと言うと、「加害者側」がウソをつき、「学校」や「保護者」を巻き込んで「いじめは解決した(あるいはその事実すら無かった)」としているケースが存在していると言う事になります。

さらには「学校自体」が「隠蔽」という形で「いじめ」を無くそうとする場合もあり、実際に教員が被害者の情報を相手側に教えたり、子どもが自殺してしまった「いじめ」で遺族側に謝罪する事は「事実を認めた事」になるという理由で謝罪を行わない学校も過去にありました。

これらを踏まえて「学校が対応しない時に共通する事」として無理して登校を促す事があったら、本当に注意して下さい。

我が子が被害を受けた時には大半のケースで「不登校」になると思いますが、未だに「学校を休む事」に対して「逃げる」と言ったイメージが残っていて無理して学校に行く子がいます。

子どもが無理をしている様なら必ず引き留めてあげて下さい。

今は無理をする所では無いので、自分の時間を確保出来る様に子どもの様子をチェックしてあげて下さい。

次の段落で「無理して登校を促す事」が「学校が対応しない時」に共通するのかについて、まとめて行きたいと思います。

なぜ、「○○」してきたら危険なのか!?いじめが起きても学校が対応しない理由

この段落ではいじめが起きても学校が対応しない理由について詳しくまとめつつ、「無理に登校を促す事」がなぜ危険なのかについても詳しく突き止めて行きます。

普通、学校が被害生徒から「被害を受けている事」を相談されれば、「問題が起きている」前提で対策を進めていくハズなのですが、今ではメディアで報道されている通り「いじめ」の存在自体を認めない対応ばかり目立ちます。

そんな状況で学校に登校を急かされても、またいじめを受けてしまう事は誰の目から見ても明らかですよね。

そこで、年間300件以上来るいじめの相談内容を分析してみた結果、学校が「いじめ」が起きた時に対応しない理由として挙げられるのは、

  1. 「確固たる事実関係」を証明するものが無い(※一番の理由です)
  2. 「いじめ」の認識が甘い事
  3. 「子ども」のいじめが巧妙化してきている事
  4. 「いじめ」の対応が面倒である事(手が回らない)
  5. 「学校の評価」に関わるから

以上、大まかに分けて5つの理由に分けられる事が分かりました。

今回、調査で分かった5つの項目と「無理に登校を促す事」にはどんな関係があるのか!?

1番目の「事実関係を証明するものが無い事」に関して、「確固たる事実関係」を証明する内容がない為、相手側の言い分(ウソなど)を覆す事が出来ず対応が後手に回る事が理由として挙げられます。

「いじめ」があったのに「事実を示す事」が出来ないから、不登校にも理由がなくなり「登校を促す」という流れになります。

さらにはこの場合だと、話し合いの時点では「いじめ」という認識で被害者側と学校側で意見が一致していたのにも関わらず、いざ当事者間の話し合いで急に手の平を返す事もあります。

特に最近の学校の対応についてニュースを見て分かる様に、「的を得ていない回答」を記者会見でする事も珍しくありません。

続いて学校の「いじめに対する認識」や「対応が面倒である事」についても同様に、「いじめの事実関係」が確認出来ない事を良いことに対応しないケースも残念ながら存在しています。

さらには「いじめの巧妙化」や「学校自体の評価」の影響で「いじめ」を無かった事にしたり、解決する事が困難である場合も考えられます。

つまり、「学校に来られる」=「学校に行けない理由が無くなった」=「いじめが解決(無くなったから)」という流れになり、「無理に登校を促す」という関係になってしまうと言う事になります。

いずれにしても、「いじめの存在」を証明しなければ学校は対応しない(してくれない)ケースが非常に多いので、事実関係と被害を受けた子に対するサポートをキチンと目に見える様にまとめておく事が「解決への近道」と言えるでしょう。

学校にいじめの対応をしてもらう為の「具体的な方法」について

では、学校に対応をして貰う為に必要な事とは一体何なのか!?

この段落では、実際に相談にあった内容や実際に我が子のいじめで実践した事をベースに「具体的な方法」をまとめて行きます。

いじめの内容を「書面」にまとめる

対応をしない学校に「いじめの経緯を示した書面」を出す事は、他のサイトやHPでも書かれている内容であり、実際に行っている方も多い内容です。

何故いじめの経緯を「書面」にまとめるのかは以下のメリットが挙げられるからです。

  1. 事実関係が明確になること
  2. 他の機関に相談する場合に事態を把握しやすい
  3. 他の先生・相手側に事態を伝えやすい
  4. 時間が経っても「事実」が薄れる事が無い(言った・言わないが無くなる)
  5. いじめの内容が「視覚化」できる

実際には法的拘束力はありませんが、実際に取り組んでみた方でいじめの調査で役に立ったり、事実関係が明確になるので他の先生との情報共有が取りやすくなると言った声も上がっています。

さらに、「いじめの内容」を明確にする為に「4W」の原則に則ってまとめて行く方法が有効になります。

  • 「何を(what)」⇒蹴る、殴る、落書き、悪口(陰口)を言われる、無視、閉じ込められる、笑われる、などの具体的な被害をそのまま
  • 「誰に(who)」⇒友達、小学校からの友人、部活の先輩、後輩、先生、顧問の先生などなど
  • 「いつから(when)」⇒幼稚園の時から、小学校の時から、中学校から、夏休み明けから、冬休み明けから、1年生の時から、など
  • 「どこで(Where)」⇒教室で、トイレで、倉庫で、体育館で、放課後に、部活の時、自習の時、実習の時とか

どうしても「我が子のいじめ」を学校で話し合うと感情的になってしまいます。

被害を実際に受けてみれば冷静ではいられないし、一歩間違えれば「最悪の事態」になるので誰しもが感情的になるハズです。

そこを一歩踏みとどまって「我が子の被害」を「書面」にまとめる事で、被害内容がハッキリしてこれからどう対応するべきかが明確になります。

また、いじめの全体像を視覚化する事で、学校の不手際も一緒にハッキリする可能性もあるでしょう。

さらに、普段は学校生活に関わる事のない教育委員会や市長・知事宛てにも書面を送る事が可能になりますので、学校だけの問題にせず地域全体の問題として取り上げることも可能です。

たかが書面(紙1枚)でも「問題提起」という側面で考えると、大きな力になり得るのです。

いじめのケースごとに「証拠」を残す

子どものいじめは単純ではなく年々複雑化してきていて、ネット環境の進歩で24時間場所を選ばず
「いじめ」をする事が出来てしまいます。

簡単に言えば、家で一家団らんをしていても「相手(被害を受けている子)」を陥れる事が出来ます。

さらに手軽に情報を発信する事が出来る現代、いじめの低年齢化が進んで「いじめ」と「からかい」の判断が付きにくくなってきていると言えます。

そんな中、「いじめ」の被害を「形」として残す事で被害を明確化する事が出来ます。

例えば、LINEなどのいじめであれば、

  • 「トーク」に書かれた内容をスクリーンショットで残す方法
  • 「タイムライン」に書かれた内容をスクリーンショットで残す方法
  • アカウント名の下の「ステータスメッセージ」の欄の内容をスクリーンショットで残す方法

以上、3つ挙げましたがその他にも方法はあります。

ただ、「タイムライン」の場合はいじめた側が内容を消してしまうと復元が出来ないので(「タイムライン」を読んだタイミングで消去して「証拠隠滅」を図る子もいます)、スクリーンショットのタイミングが
重要になるでしょう。

X(旧Twitter)やFacebookも同様に、いじめがあった場合には「形」にして目に見えるようにまとめると良いです。

そして、学校側にいじめの内容を渡すときには必ずコピーを渡すようにして、手元に原本を残す様にして下さい。

暴力などの直接的な被害を受けている場合には

  • 傷口を写真に残す事
  • 診断書で残す事
  • 警察に相談する事(被害届)

以上の様に残す事が出来るでしょう。

暴力などの直接的ないじめの場合は元々「被害が目に見えやすい内容」なので、SNSを使ったいじめよりも「形」に残す事は簡単だと思いますが、いじめの被害が重大なので「残す事」に気を取られずに「心のケア」も忘れずに対応してあげて下さい。

金銭が絡んだいじめへの対応を「形」に残す場合については、

  • レシートを残しておく(時間も残る)
  • 金額もメモで残しておく(時間帯も)
  • 相手側の名前も控える事

以上がいじめの事実を明確にする為の方法として効率が良いと言えるでしょう。

特に「カツアゲ」と「パシリ」の場合が大半を占めると思いますので、買ってきたもののレシートや金額についてメモは重要になりますので控える様にして下さい。

学校に「いじめ対応に関する要望書」を作る事

先ほどの「いじめの経緯をまとめた書面」と「被害内容をまとめた書面」を併せて、学校に対応して貰う為の「要望書」を作成する方法があります。

いじめに対する「経緯」「被害内容」などを詳細にまとめ、これから我が子が学校で安心して生活する為に
学校に行けなくても正当に評価される為に具体的な対応について要望書を作りましょう。

具体的な対応(内容)については個別のいじめの内容によって変わってくるので「コレだ!」と言うベースはありませんが、我が子の心境や精神状況などを踏まえた上で「いじめ対応に関する要望書」を作成する事が重要です。

また、要望書を作成する時に注意する事は「期日」を設けて学校側からの回答を(出来れば書面で)受ける事です。

決して「我が子の被害」をうやむやにせず、毅然とした対応を取る様に心がけましょう。

※コチラの記事で「学校に提示する要望書」について詳しくまとめています。

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今回は「ひまわり行政書士事務所」にお越し頂き、ありがとうございます。 今回の記事の内容は「学校が対応しない」をキーワードに、「学校に提出する要望書の書き方」について詳しくまとめた内容です。 要望書の書き方を知りたい 要[…]

まとめ 学校がいじめの対応しない場合には明確な指標を「形」にして残す!

今回の記事は「学校の対応」をキーワードに、学校が「いじめの対応」をしない時の対応についてまとめてきました。

まず年間300件以上来るいじめ相談を分析し、学校がいじめの対応をしない時に見られる共通点が明らかになりました。

それは「無理に登校を促す事」

この対応を学校がしてきたら要注意です。

簡単に言うと、無理に子どもを学校に登校させる事で「いじめ解決」を形として見せたいからです。

同じ様に「学校がいじめの対応しない理由」について同様に調査を進めていくと、

  1. 「確固たる事実関係」を証明するものが無い(※一番の理由です)
  2. 「いじめ」の認識が甘い事
  3. 「子ども」のいじめが巧妙化してきている事
  4. 「いじめ」の対応が面倒である事(手が回らない)
  5. 「学校の評価」に関わるから

以上、大まかに分けて5つの理由に分けられる事が分かりました。

学校がいじめの対応をしない時に見られる「共通点」と対応しない「理由」を詳しく調査してこれらの結果を合せると、「いじめの事実関係」を明確に出来ていない事を良いことに「いじめは無かった」と判断する傾向がある事が判明しています。

なので、「いじめが起きていない」から学校に来られない理由も無くなり、無理にでも登校を促す対応が起きるという「負の連鎖」が起きるという流れになります。

酷い場合には「無理にでも登校させる事」で「いじめが解決した事」をアピールしている可能性もあるでしょう。

どちらにせよ、学校が無理にでも登校を急かしてくる場合には、「事実自体無かった事」として扱い始めているサインなのかも知れません。

では、学校がこのような対応をしてきたら私たち保護者はどうすれば良いのか!?

私たち家族も実際にやってみた事なのですが上手にいじめの対応をしている保護者の方々は

  • いじめの経緯を書面化する事
  • いじめのケース(被害)ごとに「形」に残す事
  • 「いじめの経緯」と「被害内容」を元に「いじめ対応に関する要望書」を作る事

これら3つの対応をしている事も調査で判明しています。

これら3つの対応をする事で、

  1. 事実関係が明確になること
  2. 他の機関に相談する場合に事態を把握しやすい
  3. 他の先生・相手側に事態を伝えやすい
  4. 時間が経っても「事実」が薄れる事が無い(言った・言わないが無くなる)
  5. いじめの内容が「視覚化」できる

学校にありがちな「隠蔽」を防ぐ効果だけで無く、具体的な「対応指針」と「対応に関する期日」を明記する事でスピーディ-な対応を求める事が出来るでしょう。

学校生活は夏休みや冬休みなど「長期の休み」を取るので、学校側の対応が遅れてしまうと全体の遅れに繋がり「事なかれ」的な感じでうやむやにされがちです。

時間が経てば経つほど「子どもの記憶」の曖昧になるので、早急な対応を求める必要があります。

この「ひまわり行政書士事務所」では、個別で相談を受け付けていますのであなたのいじめの対応に関する「分からない」「どうすれば」を是非聞かせてください。

※当事務所では「個別相談」を行っていますので、お気軽にご相談下さい!

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長文となりましたが、最後まで読んで頂き本当にありがとうございました。

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学校生活の中で起こる「いじめ」は学校も対応できず、対応が遅れ取り返しの付かない事態に発展する事がほとんどです。「書面」という形に残す事で積極的に学校に対応を求め、事実を明るみにする事が可能です。 また、書面で学校に要望する事で「対応を求めた経緯」が事実として残るので、学校の「いじめとは認識していない」という言い訳も防ぐ事ができます。

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